お寺での過ごし方
はじめてのお寺のマナー|坐禅会・瞑想体験で戸惑わないための基本
お寺の坐禅会や瞑想体験に行ってみたいけれど、「マナーを知らなくて失礼にならないかな」と不安になる方は多いと思います。
安心してください。はじめての方がすべての作法を知っている必要はありません。 わからないことは、その場でお寺の方に聞けば大丈夫です。ここでは、知っておくと気持ちが楽になる基本だけをまとめました。
お寺に着いたら
山門の前で一礼
お寺の入口にある門を、山門(さんもん)といいます。くぐる前に、軽く一礼すると丁寧です。門の中央は避け、端を通るのがよいとされています。
時間に余裕をもって
坐禅会は時間どおりに始まることが多く、始まってからは途中で入れない場合もあります。10分前くらいに着くと、受付や着がえも落ち着いてできます。
本堂でのふるまい
靴をそろえる
本堂に上がるときは靴を脱ぎ、つま先を外に向けてそろえておきます。
合掌と一礼
本堂に入るとき、出るときには、ご本尊(お寺にまつられている仏さま)に向かって合掌して一礼します。両手のひらを胸の前で合わせ、軽く頭を下げます。
はじめはタイミングがわからなくても大丈夫。周りの人やお寺の方のまねをすれば問題ありません。
静かに過ごす
本堂の中では、大きな声での会話は控えましょう。坐禅会の前後も、静かな雰囲気を大切にします。
坐禅中のふるまい
合図に合わせる
坐禅の始まりと終わりは、鐘などの音で知らせることが多いです。合図があるまでは、静かに座っています。
動きたくなったら
足がしびれたり、体勢を変えたくなったりしたら、音を立てないように静かに直してかまいません。お寺によっては、組みかえる前後に合掌することもあります。
警策(きょうさく・けいさく)について
坐禅中に、木の棒で肩を打つ場面を見たことがあるかもしれません。これは警策といって、眠気や姿勢のくずれを正し、励ますためのものです。罰ではありません。
多くのお寺では、自分から合掌して希望したときだけ受けるようになっています。はじめての方に、いきなり打つことはまずありません。
スマホ・写真のマナー
- スマホは、本堂に入る前に電源を切るか、音の出ない設定に。バイブの音も意外と響きます
- 写真は、お寺の案内に従って。本堂内や坐禅中は撮影できないことが多いです。撮影してよい場所や時間は、お寺の方に確認しましょう
お布施や御朱印は?
坐禅会によって、参加費が決まっているところ、志納(気持ちでおさめる)のところなど、さまざまです。事前に確認しておくと安心です。
御朱印をいただけるお寺もありますが、坐禅会の参加とは別のことが多いので、希望する場合はお寺の方に聞いてみましょう。
宗教の勧誘が心配な方へ
坐禅会や瞑想体験に参加したからといって、入信や檀家になるよう求められることは、通常ありません。多くのお寺は、宗派や信仰に関係なく、誰でも参加できる場として坐禅会を開いています。
よくある質問
合掌のタイミングがわかりません
本堂に入るとき・出るとき、坐禅の始まりと終わりが目安です。わからなければ、周りの人やお寺の方に合わせれば大丈夫です。
ひとりで参加しても浮きませんか?
坐禅会には、ひとりで参加する方もたくさんいます。坐禅中は会話もしないので、ひとりでもまったく気になりません。
遅刻しそうなときはどうすればいいですか?
坐禅が始まると途中から入れないことがあるため、わかった時点でお寺や予約先に連絡しましょう。
まとめ
お寺のマナーで大切なのは、静けさを大切にすることと、合掌と一礼くらいです。完璧である必要はありません。わからないことは聞けば、お寺の方はやさしく教えてくれます。
服装は坐禅・瞑想体験の服装と持ちもの、座り方は坐禅のやり方にまとめています。はじめてお寺に行く前に、はじめてガイドもどうぞ。