悩み・つまずき
瞑想中に眠くなるのはなぜ?原因と、眠気をやわらげる7つのコツ
瞑想を始めてみたものの、目を閉じて数分で、うとうと……。「自分には向いていないのかな」と感じてしまう方も多いようです。
でも、瞑想中に眠くなるのは、とてもよくあることです。この記事では、眠くなる理由と、今日から試せる対処法をまとめました。
瞑想中に眠くなる、よくある理由
1. 体がゆるんで、休むモードに入る
瞑想では、じっと座って呼吸に意識を向けます。体の力が抜けてリラックスすると、そのまま「休むモード」に入りやすくなります。ゆるむこと自体は悪いことではありません。
2. そもそも睡眠が足りていない
ふだんの睡眠が足りていないと、静かに座った瞬間に眠気が出てきます。瞑想が眠気を作っているのではなく、もともとあった疲れが表に出てきているとも言えます。
3. 目を閉じている
目を閉じると、光の刺激が減って眠りに近づきます。眠くなりやすい人は、目の開け方を変えるだけで変わることがあります。
4. 時間帯・タイミング
食後や夜遅く、寝る直前などは、どうしても眠くなりやすい時間です。
5. 姿勢がくずれている
背中が丸まり、頭が前に落ちてくると、呼吸が浅くなり、ぼんやりしやすくなります。
眠気をやわらげる7つのコツ
コツ1:目を半分ひらく(半眼)
坐禅では、目を閉じずに半分ほど開けて、1メートルほど先の床に目線を落とす「半眼(はんがん)」が基本です。眠気が出やすい人は、まずこれを試してみてください。
コツ2:背すじをのばし直す
頭のてっぺんを天井へ引き上げるようにして、背すじをのばします。あごを軽く引き、肩の力は抜きます。姿勢を整えるだけで、ふっと頭がはっきりすることがあります。くわしい座り方は坐禅のやり方でも紹介しています。
コツ3:時間帯を変える
夜に眠くなるなら、朝起きてすぐに変えてみましょう。食後すぐも避けたほうが無難です。
コツ4:時間を短くする
最初から20分、30分と座ろうとしなくて大丈夫です。5分を気持ちよく続けるほうが、習慣になりやすくなります。
コツ5:呼吸を数える
ぼんやりしてしまうときは、吐く息に合わせて「ひとつ、ふたつ…」と10まで数える方法がおすすめです。数を数えることが、意識をつなぎとめる手がかりになります。くわしくは数息観のやり方をどうぞ。
コツ6:部屋の環境を変える
部屋が暖かすぎたり、暗すぎたりすると眠くなりやすくなります。少し窓を開けて空気を入れかえる、明るさを少し上げる、といった工夫も効果的です。
コツ7:眠い日は、そう気づくだけでいい
それでも眠い日はあります。そんなときは「いま眠いな」と気づいて、また呼吸に戻る。それだけで十分です。眠気と戦う必要はありません。
それでも眠いときは、まず睡眠を
毎回強い眠気が出るなら、瞑想のやり方よりも、ふだんの睡眠が足りていないのかもしれません。瞑想は睡眠の代わりにはならないので、まずはしっかり休むことを優先してください。
お寺の坐禅会ではどうする?
お寺の坐禅会では、半眼で座ることが多く、静かな本堂の空気も手伝って、家よりも集中しやすいと感じる人が多いです。
坐禅中に、木の棒で肩を打つ「警策(きょうさく・けいさく)」を見たことがあるかもしれません。これは眠気や姿勢のくずれを正し、励ますためのものです。多くのお寺では、自分から合掌して希望したときだけ受けるようになっています。はじめての方がいきなり打たれることは、まずありません。
坐禅会のふるまいははじめてのお寺のマナーにまとめています。
よくある質問
瞑想中に寝てしまったら、意味がないですか?
意味がないということはありません。眠ってしまったことに気づいたら、また座り直せば大丈夫です。ただ、毎回眠ってしまうなら、時間帯や目の開け方を変えてみましょう。
寝る前の瞑想で眠くなるのはいいことですか?
寝る前に気持ちを落ち着ける目的なら、眠くなるのは自然なことです。一方で、集中する練習をしたいなら、朝など頭がはっきりしている時間がおすすめです。
目を開けると集中できません
目を開けると気が散る場合は、目線を床の一点にやわらかく落とし、ぼんやり見るようにしてみてください。慣れてくると、目を開けたままでも落ち着けるようになります。
横になって瞑想してもいいですか?
横になる瞑想もありますが、眠りやすくなります。眠気に悩んでいる方は、まず座って行うのがおすすめです。
まとめ
瞑想中に眠くなるのは、よくあることです。半眼・背すじ・時間帯・短い時間・呼吸を数える。この5つを試すだけでも、ずいぶん変わります。それでも眠い日は、「眠いな」と気づくだけでOK。ゆっくり続けていきましょう。